おすすめの池田清彦さんの本

手始めにこのあたりから。

リンク先は全てamazonのページなのです。念のため。

やぶにらみ科学論 (ちくま新書)

引き続き科学論として。
科学はどこまでいくのか (ちくま文庫)

読みやすいエッセーは、
だましだまし人生を生きよう (新潮文庫)
とか
正しく生きるとはどういうことか (新潮文庫)
やがて消えゆく我が身なら (角川ソフィア文庫)


あとは固めですがおすすめなのは、
分類という思想 (新潮選書)
構造主義科学論の冒険 (講談社学術文庫)

まだまだたくさんありますが、お気に召したらみなさん読んでみてください。

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これは読まねば!

小川洋子さん 結末はホルンの響きに導かれ

ノーマークでした。読んでみます。

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体調不良

 昨日久しぶりに山本文緒さんのHPをのぞいてみたら、体調を崩されているとのこと。それで更新も滞っていたとの由。それをきっかけに買ったまま読まずにおいておいた「日々是作文」(文藝春秋)を読み始める。
 エッセイ集で、最初のほうに掲載されている文章はわりと女性向けと思われるものが多かったので、すぐに読む気が起きず、ほっておいたのだ。手にとって本のちょうど真ん中ぐらいのページにある「お返事ください」「いやなものはいや」あたりを読むと、骨のある文章が多くて、全編読む気になった。ちょうど山本さんが自分と同じ年齢のころに書いている文章だから興味があるということもあるかもしれない。
 一日も早い回復をお祈りします。

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極端は苦手

 このところ、「アナーキズム」(浅羽通明・ちくま新書)を飛ばし読みしている。左にしろ右にしろ政治思想史には弱いので(何か強いものはあるのかというつっこみはなし)、読むペースは遅いのだが、キャプテンハーロックが出てきたりするところはなるほどなと思って読んでいる。
 国家権力の手先のような仕事をしておいてなんだが、これだけ権力が腐敗してしまう現状を(それも包み隠さずいろいろと腐ったものを見せてくれるものだから。ひょっとしたら権力の腐敗ではなく制度疲労なのかなあ。)見ていると、アナーキズムとかリバタリアニズム(例えば「自由はどこまで可能か リバタリアニズム入門」森村進・講談社現代新書)とか、ものの考え方としては、すっきりしていて、考え方として知っておくのは気持ちがいい。
 ただ、自分の性分としては極端は苦手だし、崇高な理想の実現より(それは掲げておくとして)、目の前の現実生活課題を解決して行くことを手伝うほうが得意な自分としては、考え方として知っておくよ、といった程度である。でも、「自分は使わないかもしれないけど、考え方として知っておく」ことは、意外と大事。

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こどもの疑問

「精神科医になる」(中公新書)ほぼ読了。著者は1969年生まれ、自分より4つ年上の精神科医。自分が抱く疑問と同じようなことを疑問にかかえながら臨床に取り組んでいるお医者さんがいるのだなあ、と安心しながら読んだ。「病気なのか甘えなのか、見極めがつかないということはあるのか」、「精神科医は、患者が病気であることを本当に証明できるのか」etc。著者はこういう疑問を臨床における「こどもの疑問」と名付けている。こどもが疑問におもうことは、常識となっている所与の前提条件を疑うことである。
 大半の大人にとって、「こどもの疑問」について考えることは日常生活の役に立たないばかりか、時には日常生活の障害になりうるものだと思う。しかし、自分が素敵だなあと思う大人は「こどもの疑問」と常に取り組みながら生きている人である。
 精神科関連では大家の著書ばかり読んできたので、著者のような年齢の近いセンセイの文章を読むと素朴すぎて、たよりなさげなかんじもある。しかしそれだからこそ、親近感もある。こういう先生がいるなら、ソーシャルワークという精神科領域と深く関わる仕事もまだまだ捨てたものではない、と自分の今置かれている状況に半分目をつぶりながら思う。

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徴候・記憶・外傷 追記

 朝日新聞の書評へのリンクはこちらです。

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徴候・記憶・外傷

 中井久夫先生の「徴候・記憶・外傷」が、日曜日の朝日新聞の書評欄に取り上げられていた。
 私は出版直後に購入して読んでいたのだが、書評とはまったく別の観点から、おすすめと紹介をしておこう。
 この本の中で 「高学歴初犯の二例」という文章が収められていて、その二例目は27歳の福祉事務所勤務の男性ケースワーカー(生活保護担当)が、52歳の生活保護受給者の女性を殺害した事例である。コンパクトにまとめられた事例が教えてくれることは多い。「福祉事務所の組織病理」という言葉に、今の職場を重ね合わせた。
 どんな仕事でも制度でもそういうことはあるのだろうけど、生活保護制度にまとわりつく人間のいやらしさは独特なものがあるように感じる。
 重い本だけど、気が向いた人は読んでみてください。上野市内では入手困難かも。

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