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トレランス

 日記にも書いたのだけれど、昨日JR関西本線が大雨で運転見合わせとなり、生まれて初めて列車代行バスに乗った。結局所定の時刻よりも2時間以上送れて伊賀上野に帰り着いた。
 伊賀上野の駅では若い女性がバスに添乗していたJRの職員にくってかかり、職員に「あやまれ」と怒鳴っていた。もう一人、中年、いや初老の男性もずいぶん興奮してJRの職員に文句を言っていた。
 ああいうときに、JRの職員に文句をいうのって、どういう考え方をしている人なんだろうと、何だかさめたきぶんになってしまった。
 二人とも、「私は急いでいたのに」と激しく主張していたのだが、急いでいるのならそんな文句を言わずにとっとと先を急げばいいのである。(だいたい、土曜日の夕方に加茂亀山間の非電化単線のJR関西本線で移動している人に、そんな急ぎの用事があるとも思えない、というのは言い過ぎか。)
 確かに加茂駅での駅のアナウンスが要領を得ていなかったり、列車の運転が復旧したからといって、代行バスの運転を島ヶ原駅前で打ち切ろうとしたり(バスは最初伊賀上野まで行くという予定で加茂を出発した。途中の島ヶ原で運転復旧したから列車に乗り換えてくれといわれたのだが、そこでおじさんが一人猛抗議。まるで星野監督のようであった。結局バスは当初の予定どおり伊賀上野まで行くことになった。そのおじさんの抗議はよく分かる。代行バスの乗客のほとんどの意見を代弁していたと思う。だからあの猛抗議に異論はない。なぜなら運転が復旧したからといって、いつ列車が来るのかまったく分からない島ヶ原駅で放置されても困るのだ。あと一駅分伊賀上野まで行けば、近鉄も使えるし、代行バスに乗っていたほとんどの人は伊賀上野、あるいはそれ以遠に用のある人々であった。伊賀上野まで家人や知人に迎えにきてもらっていた人もいたであろう。)
 しかし、「大雨で列車が止まって、予定に遅れてしまった」ことに対する不満を、現場にいる職員にぶつけて、あやまらせて、なんになるというのか。そのときの不手際については直接JR西日本に電話でも手紙でもメールでもすればいいことではないか。
 「謝らせなければ損」、「相手が謝らなければ自分が負け」みたいな考えかたが蔓延してないかなあ。それってものすごく物事を単純化している気がする。
 もし、列車が運転を見合わせずに走っていて、そこに土砂崩れが直撃したら、もうくってかかることもできなくなってしまうかもしれないというのに。
 こういうときに文句をいう人って、大災害が起きたときに自分の周りにいてほしくない。

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