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徴候・記憶・外傷

 中井久夫先生の「徴候・記憶・外傷」が、日曜日の朝日新聞の書評欄に取り上げられていた。
 私は出版直後に購入して読んでいたのだが、書評とはまったく別の観点から、おすすめと紹介をしておこう。
 この本の中で 「高学歴初犯の二例」という文章が収められていて、その二例目は27歳の福祉事務所勤務の男性ケースワーカー(生活保護担当)が、52歳の生活保護受給者の女性を殺害した事例である。コンパクトにまとめられた事例が教えてくれることは多い。「福祉事務所の組織病理」という言葉に、今の職場を重ね合わせた。
 どんな仕事でも制度でもそういうことはあるのだろうけど、生活保護制度にまとわりつく人間のいやらしさは独特なものがあるように感じる。
 重い本だけど、気が向いた人は読んでみてください。上野市内では入手困難かも。

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